キシリトールは天然の甘味料で、シラカバやカシを原料に、主にフィンランドで生産されています。
キシリトールって聞くと単に砂糖の代替品のイメージがあると思います。
でも、それだけではないのです。
虫歯は主としてミュータンス菌というお口の中に棲んでいる菌の仕業です。
ミュータンス菌はお口の中にショ糖などが入ってくると、自分の中に取り入れて酸を発酵します。その酸によって歯の表面が壊されて虫歯のはじまりとなります。
キシリトールはショ糖ではありませんが、そのつくりがショ糖そっくりにできています。そのためにミュータンス菌はショ糖と間違えて自分の中に取り込み、一生懸命に酸を発酵しようとします。
しかし、キシリトールはキシリトール、ショ糖ではない。 ミュータンス菌はエネルギーを使い果たし、死滅してしまう。
残ったミュータンス菌はその多くが虫歯をつくらない善玉菌になるのでした。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはミュータンス菌はいません。乳歯が生え揃う、2才半~3才くらいまでの期間に主として養育者から菌が感染して、定着すると言われています。
え~ じゃ、わが子にうっかり近づけないじゃない!?
いえいえ、スキンシップはお子さんにとって、とても大切な事です。上でお話した善玉菌を定着させればいいのです。
わかりますね!
お母さんがキシリトールを習慣的に摂取しておけばいいのです。できれば、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん・・・たちもネ!!